アメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士は、カール・ロジャース博士の下でカウンセリングを学び、大学で教鞭をとったあと臨床の分野に移り、親に対する教育訓練を始めました。
それが親のためのリーダーシップ訓練講座「親業」(PET)です。
カウセリング・臨床心理学・発達心理学・教育学など行動科学の研究成果を基礎として作られたコミュニケーショントレーニングプログラムです。
親としての役割<親業>を果たすことは、「一人の人間を生み、養い、社会的に一人前になるまで育てる」仕事にたずさわることであるとトマス・ゴードン博士は述べています。
多くの親は「親の役割」をはたすために、自分の今までの経験と、さまざまな子育て情報・知識に揺れながら試行錯誤を繰り返しているのではないでしょうか。手さぐり状態の子育てをしている親達に、一筋の光がをもたらした-それがコミュニケーション訓練-親業訓練講座です。
1979年に日本ではじめて親業訓練講座が開かれ、主に親のために作られたプログラムでしたが、現在はあらゆる人間関係に効果があることが周知され、「親子関係」「教育の現場」「医療の現場」「介護の現場」「中学生・高校生の対人関係教育」と、幅広く活用されています。
オンラインで親業訓練一般講座が開催可能になりました。
人間関係・親子関係を構築するためのコミュニケーショントレーニングプログラムです。
相手の心を理解し、話の通じ合う温かい人間関係・親子関係をきずくことを目的とした講座です。
親業(トマス・ゴードン著 近藤千恵訳 大和書房)の本をテキストに、ワークブックを併用しながら親業の概念と体験学習を組み合わせながら具体的な方法を身につけていきます。
◆どなたでもご参加いただけます。
◆お互いを尊重しわかり合える関係を築きながら、相手の考える力と自立心を伸ばす関係のつくり方を学びます。
講座内容 24時間
① 親にもある自分の気持ちを整理します
② 子どもの心をひらくことばとは
③ 子どもの本当の気持ちに気づける話しの聞き方
④ 子どもの心に届ける話し方
⑤ 環境を見直してみると
⑥ 親子だからこそ対立がある
⑦ お互いが納得する解決方法「勝負なし法」
⑧ お互いの価値観が対立した時の解決方法
これまでの受講者
保護者・子育て支援者・カウンセラー・指導者・教師・コンサルタント・役職者・ファシリテーター・保育士・幼稚園教諭・スクールカウンセラー・公認心理士・産業カウンセラー等
仕事で活用されている方が大勢いらっしゃいます